本当にやりたい仕事ができるようになる最良の選択は「畳み人」になること。書籍『「畳み人」という選択』予約開始!(「はじめに」を全文公開)

本日から僕の初の著書となる
「畳み人」という選択 〜本当にやりたいことができるようになる働き方の教科書〜
の予約が開始いたしました。2月28日にプレジデント社より全国書店/ネット書店で発売予定です。
本のタイトルを読んで、「畳み人(たたみ・にん)」ってなんだ? と思われる方も多いと思います。この「畳み人」とは、仕事のアイデアを実行可能な状態までに設計し、着実に実行に移す人を指します。
ビジネスにおいて突飛なアイデアの大風呂敷を広げる経営者やリーダーを「風呂敷広げ人」とするならば、この本で伝えたい「風呂敷畳み人」とは、そのアイデアを着実に実行する(畳む)リーダーに対する「名参謀」や「右腕」のような存在です。
会社のポジションで言うと、CEOが広げ人でCOO(Chief Operating Officer)が畳み人、また会社内の新規事業であれば、プロジェクトリーダーが広げ人で、それをサポートして現場メンバーとリーダーをつなぐNo.2のポジションが「畳み人」というイメージです。
具体的には社長やプロジェクトリーダーである広げ人の一番近くで一緒にアイデアを組み立て、実行するためのあらゆる戦略を練り、チームを組成し育て、社内外の根回しもして、その事業全体を牽し成功に導くのが畳み人の役割です。
「アイデアを生み出した人がすばらしい」と、世間では広げ人ばかり評価される風潮もありますが、僕はアイデアを生み出した人と同じくらい、いやそれ以上にアイデアをきちんと実行させる「畳み人」をすばらしいと考えています。
そして何より、この「畳み人」というスキルを身につけることが、多くのビジネスパーソンが本当にやりたい仕事ができるようになる、最良のルートだと確信しています。
予約開始に合わせて本書の「はじめに」を全文公開いたします。ここに、僕がこの本でお伝えしたい想いを詰め込みました。是非ともご一読いただき、もしご興味を持っていただければ予約いただければ嬉しいです。
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はじめに(「畳み人」という選択 より)
「あなたは本当にやりたい仕事ができていますか?」
そう質問されたら、どう答えるでしょうか。
僕は幻冬舎という出版社でブロックチェーン専門メディア「あたらしい経済」の編集長や電子書籍・コンテンツマーケティングなどの複数の新規事業の責任者、書籍の編集者として働いています。また、漫画出版社である幻冬舎コミックスやクラウドファンディング出版のエクソダスなど、関連会社の取締役も複数社兼務しています。
個人活動としては、ボイスメディアVoicy にて、ビジネスパーソン向けに仕事を着実に実行するためのノウハウを提供する「風呂敷畳み人ラジオ」の配信を行っています。ほかにもイベント登壇、メディア出演などもさせていただいています。最近では、上場企業が行う新規事業のアドバイザーの仕事も始めました。
ここまで読まれたあなたは、色々な会社で役員やアドバイザーをしている僕のことを特別な環境で育ったすごい人なのではないかと思われるかもしれません。それは嬉しいのですが、謙遜でもなんでもなく、僕は普通の会社員です。
そして冒頭の質問を若い頃の自分にすると、おそらく僕は「やりたい仕事はできていない」と答えたでしょう。
しかし様々な経験を積んだ今は、やりたい仕事ができています。
僕は地方にある普通の家庭で生まれ育ち、普通の大学を卒業し、当時それほど知名度のなかった会社に新卒で入社して、社会人になりました。そんな僕が社会人になって行ったことは、先輩や上司から仕事の進め方やノウハウを素直に学び、目の前にある仕事を着実に形にしていくこと。
シンプルですが、実直にそれをひたすら続けてきました。仕事のパフォーマンスをどうやって高めるかを考えながら、努力し続けてきたのです。
僕の社会人になってはじめての仕事は、やりたい仕事ではありませんでした。むしろ、一番やりたくない仕事でした。
幻冬舎に転職してからも、最初からやりたい仕事ができたわけではありません。しかし僕は仕事を一つずつ、丁寧に実行することを大切にし続けました。もちろん若い頃から早く出世したい、早くやりたい仕事がしたいとは思っていましたが、ショートカットは考えず、まずは目の前のことに全力を注いだのです。
すると、少しずつ与えられる仕事が「やりたい仕事」に近づいていきました。徐々に昇進もし、先輩や仲間、部下も増えていきました。気がつくと、いつの頃からか僕はやりたい仕事をして、忙しくも充実した毎日を送るようになっていたのです。
今は仕事が大好きで楽しく、個人で行う活動のほうも充実しています。どんなことをするにもワクワクして、全てが学びになっています。
では、かつてはやりたい仕事ができなかった僕が、なぜ今のようにやりたい仕事ができるようになったのでしょうか。振り返ると、僕が「畳み人」という働き方を選択してきたからだと思っています。
目の前の仕事を着実に実行していくうちに僕は、やがて周りから「畳み人」と呼ばれるようになりました。「畳み人」というのは、大風呂敷を広げたようなビジネスアイデアを、きちんとした形に畳める人というたとえを基にした造語です。冒頭にも書いているように、経営者やプロジェクトリーダーの突飛なビジネスアイデアを着実に実行し、形にできる人のことを指します。
僕はやりたい仕事ができるようになるための最良のルートは、この畳み人のスキル(=畳む技術)を身につけることだと確信しています。
この本には、僕が仕事をはじめてから約20年間で、多くの失敗と小さな成功をくり返しながら学んできたノウハウを詰め込みました。
世の中にはビジネス書や自己啓発書がたくさん出版されています。書籍に限らず、インターネット上にも、多くの仕事に役立つノウハウや、トップランナーたちの成功ストーリーが溢れています。そういったコンテンツの多くは、書籍であれば1冊でも多く売れるように設計され、プロモーションされています。
有料のウェブメディアであれば課金したいと思わせるような、無料のウェブメディアであればアクセスを稼げるような〝濃い味付け〟が施されています。
「最短で○○できる!」「カンタンに誰でもできる!」といったようなノウハウや、壮絶でドラマチックなストーリーが身の回りに溢れているのです。
また、今は個人がSNSで自由に発信できるようになったことで、積極的に取りに行かなくても、多くの情報が届くようになりました。ひと昔前は、自分が比較するのは社内や業界内の同世代の人や、マスメディアに出るような飛び抜けたスターのような人だけでした。それがSNSにより、周りから多くのキラキラとした情報が入るようになり、人々の焦りを招きやすくなっているように感じます。
これだけ情報過多の時代に、成功を焦るあまり、色々なことに手を出すのは危険です。書籍やネットの記事、多くの他者の行動に振り回されて全てのことが中途半端になってしまっては、決して成果は得られません。
流行りのダイエット法を色々試して、ずっと痩せられない人のようになっていないでしょうか。
あなたがビジネスで成功するため、そしてやりたい仕事をするためには、世の中に溢れる小手先のテクニックや味付けの濃いストーリーに踊らされず、ビジネスの基本をしっかりと固め、自分の力で仕事を実行する力をつけること。そのうえで、適切なタイミングで挑戦することが何より大切です。
よく「見る前に飛べ!」と言いますが、見る前に飛んで成功した人は、ほんのひと握りです。それは、運のいい人。また人生一度きりだから挑戦しなければと多くの人は言いますが、人生一度きりだからこそ、むしろ慎重に挑戦すべきだと僕は思っています。
この本は、あなたが飛ぼうとする瞬間を、ベストなタイミングにするために書いたものです。チャンスが来た時にしっかりとジャンプができる足腰を鍛えられるようにビジネスのノウハウを詰め込んでいます。
最短でも簡単でもなく、壮絶でドラマチックなものでもありませんが、きっとあなたの役に立つ「最良」なビジネス書である自信があります。
やりたい仕事ができる最良のタイミングが来るその日まで、この本があなたに寄り添って、仕事をするうえで大きな価値を生み出すお手伝いができれば幸いです。
設楽悠介
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書籍の予約はこちらから
https://www.amazon.co.jp/dp/4833423502/
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書籍情報

・タイトル
「畳み人」という選択 〜本当にやりたいことができるようになる働き方の教科書〜
・著者 設楽悠介
・出版社 プレジデント社
・内容
幻冬舎で「あたらしい経済」編集長や関連会社の役員を兼務し、Voicyで総再生回数60万回突破した人気パーソナリティ、初の著書!
「畳み人(たたみにん)」とは、仕事のアイデアを実行可能な状態までに設計し、着実に実行に移す人を指します。
ビジネスにおいて突飛なアイデアの大風呂敷を広げる経営者やリーダーを「風呂敷広げ人」とするならば、この本で定義する「風呂敷畳み人」は、そのアイデアを着実に実行する(畳む)リーダーに対する「名参謀」や「右腕」のような存在。これからの時代に求められるのは、リーダーをサポートしながらときにチームの先導役、ときにプレイヤーとして変幻自在に活躍する「畳み人」ビジネスパーソンなのです。
幻冬舎のカリスマ社長・見城徹氏や、メディアで話題の編集者・箕輪厚介氏が次々に立てる突飛なプランを影ながら実行に移してきた著者が、これまでに培ってきた「畳む技術」を惜しげもなく披露するのが本書です。
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僕はやりたい仕事ができるようになるための最良のルートは、この畳み人のスキル(=畳む技術)を身につけることだと確信しています。
この本には、僕が仕事をはじめてから約20年間で、失敗と小さな成功をくり返しながら学んできたノウハウを詰め込みました。
最短でも簡単でもなく、壮絶でドラマチックなものでもありませんが、きっとあなたの役に立つ「最良」なビジネス書になる自信があります。
(本書「はじめに」より)
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社長や起業家こそ今すぐ読むべき本。あなたの側にいる「畳み人」を見失ってからでは、もう遅い。
――家入一真(CAMPFIRE代表取締役CEO)
広げまくり人の私がやりたい事ができているのは、設楽さんみたいな「畳み人」のおかげ。「畳み人」の凄さとカッコよさを、みんなに知ってほしい!
――ゆうこす(モテクリエイター)
僕の派手な行動や華やかに見える成果の裏には、必ずこの人がいる。
――箕輪厚介(NewsPicks Book編集長/幻冬舎 編集者)
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【目次】
はじめに
第1章◆畳み人が求められている理由
・畳み人はAI時代にこそ需要が高まる存在
・畳み人は仕事でモテる /ほか
第2章◆畳み人の仕事術
・広げ人のアイデアをはじめは一緒に面白がれ
・アイデアの共犯者になって、軌道修正できるポジションを取れ /ほか
第3章◆畳み人のチームビルドとマネジメント術
・仲間を集める時は、スペックより「伸びしろ」を最優先に考えよ
・広げ人の熱量の伝道師であり、翻訳者であれ /ほか
第4章◆畳み人になるための仕事の基礎
・報告や説明にはくどいくらい主語をつけよ
・会議は20分もあれば十分
第5章◆畳み人こそ最高の広げ人になれる
おわりに
さらに各章末にも、コラム「僕はこうして『畳み人』になった」を掲載。著者が就職活動を経て社会人になり、徐々に「畳み人」へと変貌する様子がリアルに描かれています。
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今は会社の仕事が大好きで楽しく、個人で行う自由な仕事も楽しい。どの仕事もワクワクして学びになっています。
では、かつてはやりたい仕事ができる環境に恵まれなかった僕が、なぜ今のようにやりたい仕事ができているのでしょうか。振り返ると、僕が「畳み人」という働き方を選択してきたからだと思っています。
(本書「はじめに」より)
仕事で成果を上げて信頼を作っていくために、全てのビジネスパーソンが読むべき「本当にやりたいことができるようになる働き方の教科書」です!
・著者プロフィール
設楽悠介(しだらゆうすけ)
「あたらしい経済」編集長/幻冬舎 編集本部 コンテンツビジネス局局次長
1979年生まれ。マイナビを経て、幻冬舎に入社。同社でコンテンツビジネス局を立ち上げ、電子書籍事業・WEBメディア事業・コンテンツマーケティング・新規事業等を担当。仮想通貨・ブロックチェーンに特化たメディア「あたらしい経済」を創刊し編集長に。マンガ出版の幻冬舎コミックス、CAMPFIREとの合弁会社エクソダス、その他関連企業の取締役を複数社兼務。またエン・ジャパンの新規事業「pasture」のアドバイザーも務める。
個人としてNewsPicks 野村高文氏とのビジネスユニット「風呂敷畳み人」を組み、Voicyで「風呂敷畳み人ラジオ」の配信や「風呂敷畳み人サロン」など、数々のビジネスコンテンツを発信。イベント登壇やメディア出演も多数。またサウナ好きがこうじて「サウナサロン」も主宰。2020年2月に初の著書『「畳み人」という選択 「本当にやりたいこと」ができるようになる働き方の教科書』をプレジデント社より発売。
・発売日
2020年2月28日全国書店、ネット書店で発売
予約は以下のリンクから
https://www.amazon.co.jp/dp/4833423502/
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音声でさらに中身を公開中!
https://voicy.jp/channel/607/68579
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