成長には気が付かないぐらいが丁度いい、目前の仕事を着実に実行することが、なりたい自分になるための最短ルート

本日発売の書籍『畳み人という選択』に込めた想い

ビジョンを描け、自分のタグを探せ、これからは個の時代だ、サバイバルする力をつけろ、などと僕らはよく言われている。

僕が働き始めたころから、いろいろな表現は変わってきているが、当時からそういうメッセージが世の中に溢れていた。

僕もそれらのメッセージが詰まった素敵なコンテンツを若い頃から積極的に受け取り、感化されたことは数え切れないほどある。

その度に、10年後20年後の自分のビジョンを描いてみたり、他の人にない自分の強みを探してみたりした。

でも次の日からまた普段の日常がはじまって、会社にいってクタクタになるまで働いた。オフの日は出来るだけ楽しく遊んだ。そんな普通の毎日が繰り返されて時間が過ぎていき、次第に描いたビジョンや探していた自分のスキルのことか、ぼんやりとしてしまっていた。

理想は常に意識していたいけど、しばしば僕はまず目の前にある、仕事や生活と向き合わなければいけなかった。

いつの頃からビジョンや理想は心に秘めつつも、まず今目の前にあることをちゃんとやることに徹した。特にそうしようと決めたわけではなく、そんな先のことなんて考えられないし、そもそも僕はそんな器用な人間ではないので、そうするしかなかった。明日の仕事をするのが精一杯だった。

それしかできないけど、でもその目の前の仕事には全力で向き合った。ちゃんと会社や上司が期待する成果に応えることにこだわった。

それから20年ぐらい仕事をしているけれど、今振り返ると、そうしてきてよかったと思っている。

みんな成長したいと焦るんじゃないかと思う。不思議なもので、成長しているときこそ、本人は自分の成長に気がつかないものだ。

昔「ベスト・キッド」という映画があった。その映画で主人公のいじめられっ子の少年がカラテを師匠から教わる。でも師匠は車のワックスがけや掃除ばかり指示して全然カラテの技を教えてくれない。少年は嫌気がさしそうになるが、でも師匠を信じて言われた通りの雑用に明け暮れた。

そしてある日、師匠と組み手をすることになった少年は、知らないうちに自分に空手に必要な筋力や瞬発力が備わっていたことに気がつくのだ。

仕事もそのようなものだと思う。僕も目の前にある仕事をとにかく素直に、まじめに、実行することばかり考えていた。やりたい仕事も、やりたくない仕事も同じようにこなした。

気がついたらなんだか周りから多くの仕事が任されるようになっていた。その新しい仕事もまた実行し続けた。次第に大きな仕事がどんどんできるようになっていた。そして20年ぐらい前にぼんやりと描いていた自分のビジョンに、いつのまにか近づいてきていた。

僕は中学生のころから本を好きななった。親の本棚にあった村上龍さんや大江健三郎さんの本を盗み読んで、彼らが描く小説の世界の虜になった。親の本棚だけでは飽き足らず、田舎の本屋さんに通い詰めて沢山の本を読み漁った。

当時の僕はぼんやりとだけど、将来は本を書きたい、小説家になりたいと思っていた。学生時代は小説を書いて、いくつかの文学賞に応募したりもしていた。

でも就職をして働きはじめたら毎日が忙しくなった。そうか、大人が言ってた忙しいってこういうことか、と実感した。

そういう忙しい毎日のなかで、いつからか本を書きたい、小説家になりたいという気持ちも忘れてしまっていた。

今気がつくと、それから数年後に僕は大好きだった村上龍さんの本を多数出版する出版社で働くことになり、実際村上龍さんのプロジェクトにも関われることになった。そして誰かの本を作るお手伝いをする仕事も始めていた。

夢や、やりたい事は、努力さえしていれば、まったくその通りではなくとも、その近いにはいくことができると昔誰かが言っていた記憶がある。

誰が言っていたかさえ忘れてしまっているぐらい、そのこと自体忘れていたけれど、気がついたら僕はやりたいことにどんどんと近づいていたのかもしてない。

そして2020年2月28日の今日、僕の書いた本が出版される。すごく昔ならぼんやりとなりたかった自分に、僕は少しはなれたのかもしれない。なんだか、そう考えると泣けてきた。

焦らず、まず目の前の仕事をしっかり、着実に実行すること。それを素直に努力し続けること。大きなビジョンがなくても、あなたに明確なタグが見つからなくても、まずそうすることが大切だ。そしてそうすれば、あなたはいつか、なりたい自分になれると僕は信じている。

この本で僕が伝えたいことはたくさんあるんだけど、まず伝えたいのはこのことです。僕がどのように目の前の仕事を実行してきたか、そのノウハウを詰め込みました。だからこの本はそんなあなたの助けになるはずです。

よかったら読んでください!

https://www.amazon.co.jp/dp/4833423502/

書籍情報

・タイトル

「畳み人」という選択 〜本当にやりたいことができるようになる働き方の教科書〜

・著者 設楽悠介

・出版社 プレジデント社

・内容

幻冬舎で「あたらしい経済」編集長や関連会社の役員を兼務し、Voicyで総再生回数60万回突破した人気パーソナリティ、初の著書!

「畳み人(たたみにん)」とは、仕事のアイデアを実行可能な状態までに設計し、着実に実行に移す人を指します。

ビジネスにおいて突飛なアイデアの大風呂敷を広げる経営者やリーダーを「風呂敷広げ人」とするならば、この本で定義する「風呂敷畳み人」は、そのアイデアを着実に実行する(畳む)リーダーに対する「名参謀」や「右腕」のような存在。これからの時代に求められるのは、リーダーをサポートしながらときにチームの先導役、ときにプレイヤーとして変幻自在に活躍する「畳み人」ビジネスパーソンなのです。

幻冬舎のカリスマ社長・見城徹氏や、メディアで話題の編集者・箕輪厚介氏が次々に立てる突飛なプランを影ながら実行に移してきた著者が、これまでに培ってきた「畳む技術」を惜しげもなく披露するのが本書です。

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僕はやりたい仕事ができるようになるための最良のルートは、この畳み人のスキル(=畳む技術)を身につけることだと確信しています。

この本には、僕が仕事をはじめてから約20年間で、失敗と小さな成功をくり返しながら学んできたノウハウを詰め込みました。

最短でも簡単でもなく、壮絶でドラマチックなものでもありませんが、きっとあなたの役に立つ「最良」なビジネス書になる自信があります。

(本書「はじめに」より)

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社長や起業家こそ今すぐ読むべき本。あなたの側にいる「畳み人」を見失ってからでは、もう遅い。

――家入一真(CAMPFIRE代表取締役CEO)

広げまくり人の私がやりたい事ができているのは、設楽さんみたいな「畳み人」のおかげ。「畳み人」の凄さとカッコよさを、みんなに知ってほしい!

――ゆうこす(モテクリエイター)

僕の派手な行動や華やかに見える成果の裏には、必ずこの人がいる。

――箕輪厚介(NewsPicks Book編集長/幻冬舎 編集者)

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【目次】

はじめに

第1章◆畳み人が求められている理由

・畳み人はAI時代にこそ需要が高まる存在

・畳み人は仕事でモテる /ほか

第2章◆畳み人の仕事術

・広げ人のアイデアをはじめは一緒に面白がれ

・アイデアの共犯者になって、軌道修正できるポジションを取れ /ほか

第3章◆畳み人のチームビルドとマネジメント術

・仲間を集める時は、スペックより「伸びしろ」を最優先に考えよ

・広げ人の熱量の伝道師であり、翻訳者であれ /ほか

第4章◆畳み人になるための仕事の基礎

・報告や説明にはくどいくらい主語をつけよ

・会議は20分もあれば十分

第5章◆畳み人こそ最高の広げ人になれる

おわりに

さらに各章末にも、コラム「僕はこうして『畳み人』になった」を掲載。著者が就職活動を経て社会人になり、徐々に「畳み人」へと変貌する様子がリアルに描かれています。

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今は会社の仕事が大好きで楽しく、個人で行う自由な仕事も楽しい。どの仕事もワクワクして学びになっています。

では、かつてはやりたい仕事ができる環境に恵まれなかった僕が、なぜ今のようにやりたい仕事ができているのでしょうか。振り返ると、僕が「畳み人」という働き方を選択してきたからだと思っています。

(本書「はじめに」より)

仕事で成果を上げて信頼を作っていくために、全てのビジネスパーソンが読むべき「本当にやりたいことができるようになる働き方の教科書」です!

・著者プロフィール

設楽悠介(しだらゆうすけ)

「あたらしい経済」編集長/幻冬舎 編集本部 コンテンツビジネス局局次長

1979年生まれ。マイナビを経て、幻冬舎に入社。同社でコンテンツビジネス局を立ち上げ、電子書籍事業・WEBメディア事業・コンテンツマーケティング・新規事業等を担当。仮想通貨・ブロックチェーンに特化たメディア「あたらしい経済」を創刊し編集長に。マンガ出版の幻冬舎コミックス、CAMPFIREとの合弁会社エクソダス、その他関連企業の取締役を複数社兼務。またエン・ジャパンの新規事業「pasture」のアドバイザーも務める。

個人としてNewsPicks 野村高文氏とのビジネスユニット「風呂敷畳み人」を組み、Voicyで「風呂敷畳み人ラジオ」の配信や「風呂敷畳み人サロン」など、数々のビジネスコンテンツを発信。イベント登壇やメディア出演も多数。またサウナ好きがこうじて「サウナサロン」も主宰。2020年2月に初の著書『「畳み人」という選択 「本当にやりたいこと」ができるようになる働き方の教科書』をプレジデント社より発売。

・発売日

2020年2月28日全国書店、ネット書店で発売

購入は以下のリンクから

https://www.amazon.co.jp/dp/4833423502/

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音声でさらに中身を公開中!

https://voicy.jp/channel/607/68579

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設楽悠介 Yusuke Shidara

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